プロフィール
みょうじなまえ
1987年 兵庫県生まれ
2019年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2019年 東京藝術大学大学院 絵画専攻油画第二研究室 入学
2021年 同大学院 在籍中
経歴
個展
- 2020年
- 「You or someone like you.」 Taku Sometani Gallery(東京・馬喰町)
主なグループ展
- 2021年
- 「Familiae Sylvanian」 Art Lab TOKYO(東京・秋葉原)
- 「トミモとなまえ・」 LIMITED GALLERY(大阪)
- 2020年
- 「SHIBUYA STYLE Vol.14」 西武渋谷オルタナティブスペース (東京・渋谷)
- 「New New New Normal」 GALLERY MoMo (東京・六本木)
- 2019年
- 「第5回平成藝術賞 受賞作家展」 平成記念美術館(東京・世田谷)
- 「東京藝術大学卒業・修了作品展」 東京都美術館 (東京・上野)
- 2018年
- 「蜃気楼」 3331アーツ千代田 (東京・神田)
賞歴
- 2019年
- O氏記念賞 受賞 卒業制作作品第三位 平成藝術賞 受賞
- 2018年
- 国際瀧富士美術賞 受賞
メディア
- 2021年
- 美術手帖2月号「2020年代を切り開くニューカマーアーティスト100」選出、作品掲載
- 2019年
- 美術の窓5月号「新人大図鑑2019」作品掲載
作品
材質:プラスチック製玩具に静電植毛加工
作品説明
出展作品「バベルとユートピア」はジェンダーや人種・宗教など人間の多様性に関する社会の在り方を、作者の理想の形で小児用玩具の世界上に再現をした作品です。
鏡台、怪獣、ウサギやネコ、ミニカーなど、様々な形状の玩具が全て同じ質感のフロッキー素材に加工されています。
タイトルにある旧約聖書の中の「バベルの塔」やトマス・モアの掲げる「ユートピア」は、人間の叡智を以て作り上げられた人工の楽園ですが、人間の価値観というものは時代によって瞬く間にその姿形を変えるため、どんなに素晴らしいと思われる楽園でも時間の経過とともに現実と理想の差異から崩壊をしたり、まるでディストピアのように変質をしてしまったりするものです。
私達は流れる時間に逆らう事も、理想の裂け目から覗く現実に蓋をすることもできません。
しかし新しい社会や目指すべき理想を築くための想像力は、いつの時代の人間にも等しく与えられた素晴らしい能力のひとつと呼べるでしょう。