糸 艶子

 

プロフィール

ネアリカ(メキシコの民族絵画)アーティスト。
宝塚大学(旧宝塚造形芸術大学)映像造形学科演出空間コース卒。
同大学卒業制作展にて銀賞と奨励賞受賞(2003年)
あべのハルカスにて行われた縁活主催のイベント、「あべのこども★博覧会」にてワークショップ実施(2017年)
YMCA主催のイベント「とさぼりサマーセミナー」にてワークショップ実施(2017、2018年)
大和ハウス主催の大和ハウスリフォームのイベントにてワークショップ実施(2017年、2018年、2019年)
版画作家と合同でGallery 10主催の展示会にて作品出展(2018年)
Gallery10主催イベント、「宝塚造形芸術大学卒業生展」にて出展(2019年)
AU主催、現代芸術国際AU展にて出展(2019年)
2016年より現在に至り、西宮阪急にて3カ月毎にネアリカワークショップを実施。
阪急うめだ本店にてART SPACE AGITO.vs Gallery10企画の展示会出展(2021年)

作品


材質:毛糸、木工用ボンド、キャンバス

作品説明

ネアリカとは…
メキシコの山岳部に住む先住民「ウイチョル族」が作る極彩色豊かな毛糸絵画で、こちらの世界(物質世界)とあちらの世界(精神世界)をつなぐ扉を意味しています。シャーマンがサボテンを食べて幻覚を見るというトランス状態で描いたものだと言われています。

手法として…
毛糸を一本ずつ木工用ボンドで貼り付けていく作業になります。作品は糸艶子によるオリジナルになっています。

作品1:ペルソナ
骸骨とは血も涙もない状態なので、「血も涙もない」という慣用句に合わせて、冷酷無残で心情のないものを表しています。この絵の中で向かい合う二つの骸骨のポーズは、憎しみ合う敵同士に捉えられます。しかし、二体の頭骸骨のシルエットは大きなハート型をしています。憎悪も愛情の一部として人間愛を表現しています。

作品2:ネコリカ
毛糸のテクスチャーを活かし、猫の毛を表現しました。作風として、メキシコの儀式で代表的な死者の祭りをモチーフに、極彩色で仕上げました。

作品3:仏様
仏様は亡骸(なきがら)の意味もあり、死者を意味しますが、捻じって貼り付けた毛糸の筋がぶつぶつとした細胞に見える点を活かし、うごめく命の始まりを光と共に表現しました。

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