舒達

 

プロフィール

1995に中国湖北省生まれ。
2021年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻彫刻コース修了。
同年4月から東京窯志舎で研修生として制作している。
主な展示に「荒誕人」(beyondgally /東莞市広東省中国、2020年)など。
映像、ストップモーションアニメ、インスタレーション、彫刻など複数のメディアを用い、消えていく過程における時間の形の表現を試している。

作品


材質:セラミック、土、映像

作品説明

「埃を払う」
泥土、麦わら、木といった材料で、呪文の王者である明王をモチーフとした尊像の頭部だけを作り上げた。モーターとはたきを連動させ、明王像の顔面を約2メートルの幅ではたき続ける。

「Don’t Kill The Cat」
「禅の世界」を作り出したこの映像に、僧侶は「美の塊」の象徴とした猫の持つ魔力に憧れ、 「欲望の滅亡」を望んでいた。しかし、猫が切られた末に「虚無」に帰した。 虚無が美の構造だったのか。滅亡は不可能であったのか。現実の美と求める美の乖離した隙間から、両者は「永遠=瞬間」との相対的な関係性をほのめかした。

「migaloo」
この作品はクジラをモチーフにし、陶器(骨幹)と粘土(肉体)で 作られた。水に浸すことで、時間が経つと少しずつ肉体は溶解する。最終的に遺骸が灰へと沈み、水底に堆積していくプロセスを映像化した。

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